ほとんど漂着物の見えない白い雪原に一瞬、日が射してきました。
日が射し始めると一気に気温が上がり、ぽかぽかしてきますし、墨絵のような風景に色が入ってきます。
雪にも陰が出て、その部分が空を映し、青っぽく見えて、平坦に見えた雪原を立体的に浮かび上がらせます。
そうなると、少しずつ漂着物が見えてきました。
そんな中で目立っていたのが集魚灯です。
雪の布団を被ってまだ寝ているヤツもいれば、あたたかい陽ざしを受け、お布団を跳ね除けたヤツもいます。
ガラスの表面は、滑らかで雪が付きにくいようで、プラスチック浮きに比べ雪の付着が少なく、雪原で目立っていました。
集魚灯が、浮き玉だったら・・・って思ってしまいますね。
ふだん、ゴミの多い浜で見る集魚灯と比べ、何もない雪原で見る集魚灯は、かわいらしく見えませんか?