たしか一昨日も登場していたのに、またカツオノエボシ??って思っている人もいるのでしょうね。
カツオノエボシは乾燥して、青みが抜けて褐色っぽい透明になったものがありますね。あと、青みがやや褪色したモノも。
そんな中で、青みのはっきりした、打ち上げられて間もないカツオノエボシを見る機会は少ないので、気になる部分をしっかり観察してきました。
・カツオノエボシの浮力体は、膨らんだり、縮んだりするのですよ。見ていたら透明な浮力体が呼吸する肺のように、膨らんだり、縮んだりしていました。その時、浮力体の根元にある短い触手のような部分の間から気泡が出ていましたので、ここに通じているのかもしれません。
・カツオノエボシとギンカクラゲとは、一緒に漂着していることもありますが、ギンカクラゲがほとんど見当たらず、カツオノエボシばかりが漂着している浜がありました。
浜の傾斜が緩やかな場所では、カツオノエボシとギンカクラゲとは、一緒に漂着していました。
けれども、傾斜が強くなるにしたがって、ギンカクラゲが減少し、カツオノエボシが優勢になってきました。
傾斜の強い浜では、ギンカクラゲが寄ってきても漂着せずに再漂流をすることがありました。
カツオノエボシは、オンショアの風が強く吹くと、浮力体に風を受け漂着し、浮力体の10倍以上もの長さを持つ触手が抵抗となり、傾斜の強い浜でも海に戻らずにいるようです。
浜辺でこうした漂着に出くわしたら、ぜひ観察してみてください。まだまだ面白そうな事柄がありそうです。
こっちでも
青いヤツ