みなさん、蛇は苦手ですか?
オレも苦手です。遠目に見たりする分にはOKですが、野道を歩いていたりして、突然目の前に現れたら、ギョッとして、立ちすくんでしまいます。
浜辺に蛇はいるはずも無いので、安心して歩いていたら、白蛇!一瞬声が出ちゃいました。でも、すぐ見て玩具と識別できましたが、それでも苦手です。
もちろん中には好きな方もみえると思いますが、この蛇ってやつは、人の苦手なイメージの上のほうに刷り込まれている気がしてなりません。
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ちょこっと前にも紹介しましたが、渥美半島の表浜では南方のテリハボクがみつかります。まん丸でかわいい球形のボール状のものです。
これまでいくつも見つけていますが、虫に食われて、中身がスカスカ・・・だけではなく表面にも虫食いの痕があるものばかりでした。
ところが、9月に入って見つけた中に、割れたテリハボクがありました。いつもよりちょっと重さを感じたので割れ目のある外皮に爪を立ててみました。すると、現れたのは、中身!黄色っぽいもので、爪を立てれば油が滲み出てきましたよ。
こんな状態のテリハボクを愛知で見たのは初めてです。こんなのなら、発芽しそうですね。
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浜辺を歩くと、小型のオレンジ色をしたプラスチックの浮きを見たことがありませんか?それらは、ABS樹脂製のプラスチックで、プラモデルと同様な素材を使ったものです。
このオレンジ浮き、日本によく漂着するのは、サイズの大きなものから1/0号、1号、2号、3号の4種類です。
渥美半島表浜に、3号浮きの表面にTEL2242611と陽刻されたものがありました。それは長さが9cmほどのもので、表面のオレンジ色が劣化して淡くなっていました。
さて、この電話番号をネット検索したら、
北海道檜山郡江差町の方が2014年に拾っておられました。あと、他のサイトではシンガポールの電話番号にありましたので、もしかしたら、そっちから来たのかも知れませんね。
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イワダレソウ
Phyla nodifloraは、クマツヅラ科の多年草です。
このイワダレソウの花期は長く、7月頃から10月ごろまで、渥美半島の表浜では、あちこちで見ることができます。
ただ、この花は非常に小さなもので、紫色をした直径1cmほどの円筒形をし花序に、およそ2mmほどの小さなかわいい花をつけます。この花、最初は白っぽいのですが、だんだん紅紫色に変化しますね。真夏よりも、ちょっと涼しくなったこの時期がキレイな花が見られます。
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夏が終わり、秋になると、暑くてたまらなかった浜歩きも、わりと楽になってきます。そんな時期に渥美半島の表浜で見つかるのがカズラガイの卵殻です。
最初は、この卵殻がいったい何者なのか見当もつきませんでしたが、あるとき子供向けの図鑑にこの卵を産むカズラガイの写真があって、それで判明しました。
ですから、そんな図鑑も馬鹿にできません。チラ~っと目を通すだけで、記憶に残りますからね。
この卵殻、オレの中では、この春に東京で公開されていたブリューゲルの「バベルの塔」のイメージなんです。「バベルの塔」は未完成の塔を描いていますが、これが完成すれば、カズラガイの卵殻!って、強く思います。(笑)
みなさんいかが?そう思われませんか?
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