夏が終わり、秋になると、暑くてたまらなかった浜歩きも、わりと楽になってきます。そんな時期に渥美半島の表浜で見つかるのがカズラガイの卵殻です。
最初は、この卵殻がいったい何者なのか見当もつきませんでしたが、あるとき子供向けの図鑑にこの卵を産むカズラガイの写真があって、それで判明しました。
ですから、そんな図鑑も馬鹿にできません。チラ~っと目を通すだけで、記憶に残りますからね。
この卵殻、オレの中では、この春に東京で公開されていたブリューゲルの「バベルの塔」のイメージなんです。「バベルの塔」は未完成の塔を描いていますが、これが完成すれば、カズラガイの卵殻!って、強く思います。(笑)
みなさんいかが?そう思われませんか?
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まずはこの写真をご覧ください。
フィールドノートを入れてあるので、大凡のサイズは分かりますね。スケールのチェックは1cm四方なので、スケールバーは10cmとなります。
黒い部分は頑丈なプラスチック製で、二つに分かれています。その二つをつなぐのがオリーブドラブ色の頑丈な織テープ(たぶんナイロン製)でした。右側の黒いプラスチックは、直径4cmほどの筒が4つ通るようになっていますが、左は先端が細くなるテーパーになっていました。表面の陽刻は確認できませんでしたが、何か長い砲弾を運ぶための容器でしょうか?何かこの当たり詳しい方、アドバイスください。
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浜辺を歩いていて、ドキッとするもの、ありますよね。
もちろんその内容は人によっても違うのでしょうが、こんなものに出会うと、心臓によくありません。
これは美容向けの人形頭部でしょうか?西に向かってビーチコーミングをしていて、ふと振り返ったら、この顔に見つめられて、ドキッとしましたよ。
あぁ・・・心臓に悪い!(笑) こんな頭部、そこらに捨てないでくださいね。
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渥美半島表浜には、台風5号とともに、漂着物が少し寄り、その後も15号の影響で少しずつ寄っているようです。
植物もイロイロやってきていますが、その形が最も球に近い果実・種子ならば、テリハボクでしょう。
テリハボクの実は、ほぼ真球に近いのです。ただ表面には虫に喰われたような溝があることが多いのです。そして球に見えるために、スーパーボールと見間違えることもありますね。(笑)
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みなさん、ビーチコーミングをするときに、何か遠方から面白そうなモノが来てないかな~?って、期待する目安となる漂着物はありますか?
この目安になる漂着物は、場所や、探す漂着物の好みによっても変化するでしょうね。大学時代に知った浮き玉のバイブル・Beachcombing for Japanese Glass Floatsの著者ウッドさんは、カツオノカンムリを例に挙げています。他にもエボシガイやギンカクラゲを挙げる人もいます。
さて、オレの場合には、ウスベニコウイカです。
南方系のウスベニコウイカのピンク色をした甲が打ちあがっていれば、南方系の軽いモノが打ちあがっている可能性は高いからです。
日本海側を歩くときも、太平洋側を歩くときも、ウスベニコウイカの打ち上げがあれば、注意して歩くことにしていますよ。(笑)
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