東海地方では梅雨に入りましたが、露の晴れ間が本来の皐月晴れですよね。そんな良いお天気の下、若狭地方の海水浴場では大掛かりな浜掃除が行われていました。
浜掃除の終わった海岸はこのようにキレイな水辺になっていました。
地元の皆さんによる浜掃除を見せていただきましたが、参加されてるかたがたの多くは高齢な方でした。そんな中お爺さんとお孫さんとで参加されていたのがあり、ちと嬉しくなりました。舞若道も開通し、関西エリアからのアクセスが良くなって、若狭地方の海水浴場はこの夏も混雑でしょうね。
.
5月末に
ハシボソミズナギドリの第一報をお届けしました。その後も漂着は断続的に続いているようですが、今年の漂着量はそう多くは無さそうです。
5月末に漂着したハシボソミズナギドリ、ミイラ化していたのも多かったのですが、やはり若鳥、もう胸骨が露出しているのも数多くありました。胸骨のまわりにつく筋肉は飛翔のための大切なもので分厚いのですが、あっという間に骨になっちゃいました。
砂に埋もれ、片翼だけを宙に浮かべ、黄泉の国への片翼飛行・・・淘汰の旅の終わりですね。
.
渥美半島の先端にある伊良湖岬から、汀線に沿って北に向かうと西の浜があります。このあたりからは、三河湾に浮かぶ、篠島、佐久島、日間賀島、知多半島の師崎が目の前に見えてきます。
西の浜あたりは、外洋モノはあまり寄りませんが、伊勢湾や三河湾のモノが寄り付きます。ここにあったのは多量のアマモでした。そしてその中にはタネがいっぱいありました。これからしばらくの間、タネの漂着が続きそうです。
.
浜辺には、まだ黒潮系の嬉しい漂着物が届いていない渥美半島の表浜海岸でしたが、砂丘の花は季節とともに変化しています。
砂丘に匍匐するように伸びているテリハノイバラも白い花をつけていました。海岸植物、花期の長いものから短いものまでありますが、長いものでもピークは長続きしませんね。
テリハノイバラ、秋の終わりには真っ赤に実った可愛らしい実をつけ、枯野に赤い実ガキレイなんです。
.
ヤドカリの多かった渥美半島の表浜ですが、カシパンも多かった。波の高いせいもあり、欠片が多かったが割れてないものもたくさんありました。
このカシパンは、ハスノハカシパンです。ちょっと前までは丸っこいハスノハカシパンに対して、ちょっと五角っぽく、縁は波々になったものをナミベリハスノハカシパンと呼んでいましたが、最近の分類ではハスノハカシパンのシノニムになっていますね。
.