梅雨の時期が近づくと、大き目のアメフラシが寄りますね。春先には小さなものしか見かけませんが、この時季は、「よくぞここまで!」と思うサイズが漂着します。
30cm弱にまで成長したアメフラシ、このサイズになると打ち上げられて、そこに小波が寄せても、寝返りがうてない感じ。
ここ、知多市の日長から新舞子にかけての海岸にはアメフラシがたくさん寄ってきます。生きていたので沖合いに放り投げても、弱っていたのかしばらくすると寄ってきます。このアメフラシを食する地域があるそうですが、どうもオレは喰う気になれません。
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みなさん、今の時期の旬の花って、何を連想されますか?
それが表浜の浜辺では、ハマヒルガオではなくチガヤでしょう。
写真は渥美半島先端の伊良湖岬、恋路が浜を見下ろす砂丘の上からの一枚です。気持ちの良い青空と相まって、初夏の一枚になりました。
チガヤの開花する前の花穂をツバナとも呼び、これは万葉集にも出ていましたね。
今、渥美半島の表浜では、砂丘や後背地でこの白いツバナが風に揺らいでいます。これを見ると、チガヤの印象が変わるかもしれませんよ。ぜひ、今のうちにどうぞ!!
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半月ほど前に知多半島の
アマモの花を紹介しました。さて、今回は渥美半島表浜に漂着したアマモのタネです。
アマモのタネ、このように漂流して漂着した場所で芽を出す可能性もあり、そんな意味ではモダマ同様に水散布の繁殖戦略かも知れませんね。
知多半島は近場にアマモ場があると思われますが、渥美半島表浜に漂着するアマモは浜名湖からやってきたものと思われます。もちろん近場にあるかもしれませんが、アマモが寄るのは、特に東からの流れが強まる時期でもあり、漂流期間によるアマモの劣化などを考えれば、やはり浜名湖に落ち着きそうです。
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2週間ほど前、バイクで渥美半島に行ったときには、まだ見ることのできなかったエボシガイがいくつか寄っていました。
エボシガイはフジツボと同じ仲間で蔓脚類、そしてフジツボトは違い柄があるので有柄蔓脚類ですね。有柄蔓脚類には磯や堤防に付着するカメノテもありますが、エボシガイの仲間には、浮遊するものに付着する連中がかなりいます。ですからエボシガイを見ると、何か漂着物が来てるかも~?と、ワクワクします。
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東風に誘われるように、表浜には不思議なモノが打ち上げられるようになりました。
不思議なものの代表がこれ!
最初は海藻の劣化したモノかと思っていましたが、れっきとした動物で、ウチワヤワコケムシでした。
コケムシの群体は、表面がゼニゴケなどの網目模様に似ていることから名づけられたようで、ウチワヤワは、末端の形状と乾燥していないときの柔らかい触感からきたものでしょう。
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